まずは補償内容に不足がないか確認しよう!
一向に景気回復の兆しはみえない中、毎月の出費をを最大限に抑えたいとお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、いざという時に役に立たなければ意味がありません。いざというときに十分に効果を発揮するように、まずは補償内容に不足がないかチェックしましょう。
補償内容の不足を確認する為に簡単に概要を見てみます。
任意に加入するものはまず大きくみて以下の5つの組み合わせで成り立っています。その他の部分は、特約などであって損保会社により異なりますし、枝葉の部分に当ります。
・対物賠償⇒事故相手のモノの損害のうち契約者側過失分を補償するもの
・対人賠償⇒事故相手の怪我の治療費のうち契約者側過失分を補償するもの
・人身傷害⇒契約者側の怪我の治療費のうち契約者側過失分を補償するもの
・搭乗者傷害⇒契約者側に怪我がある場合、過失割合に関わらず契約者側に支払われるお見舞い金
・車両⇒契約車両の修理費用のうち契約者側過失分を補償するもの
上記の5つのうち搭乗者傷害以外はもれなく加入するべきです。実際に事故を起こしてしまったときに不安がつきまとってしまうからです。
そうなると、加入する本来の目的である「安心」を買うということになりません。
無理にブランドの損保会社に加入して補償内容を削るのではなく、リーズナブルなところでも補償内容に不足が生じないようにすることの方が重要だと私は考えます。
もちろん搭乗者傷害も加入しておけばより安心と言えるでしょう。
また対人賠償、対物賠償は「無制限」に設定するべきです。
どちらも近年高額化の傾向にあって損害賠償請求額が億単位になるケースも増えているようです。
このあたりまでで補償内容の不足に関してのチェックはOKです。
補償内容の次に以下の点をチェックしましょう。
1.主に運転する人
もし主に運転する人が決まっていれば、運転する人の範囲を限定することで出費を抑えることができます。
もちろん、限定された運転者以外の方が運転した際の事故は補償されないので気をつける必要があります。
2.車の使用条件
契約車両を通勤や通学に使用せず、週末のレジャーや近所での買い物にしか使わないということであれば、年間予想走行距離などによって年間の出費が決まるリスク細分型のものを選べば、割安になる可能性大です。